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2020.06.12

天空率

必殺天空率(^^)/設計部の山田です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

今回は、天空率について書いていきたいと思います。
建物を設計していく中で、目に見えない仕事が沢山あることに気が付きました。
その中の一つが天空率です。
実際に建物が建ってしまえば目に見えませんが、
とても便利な天空率。私はまだまだ浅薄ですが、紹介していきます。



添付写真は私の作業画面です。

建物は道路斜線や隣地斜線など、高さを規制する様々な決まりがあります。
ですが、この斜線制限は柔軟性がなく、都市部の敷地にギリギリまで建物を計画すると、
よく引っかかります。
大阪市などでは土地が充分に取れず、やむを得ずこうなることが多いみたいです。

そこで、天空率の出番です。
道路などから見た計画建物が、天空を一定程度開けていると、
斜線制限の緩和を受けられます。つまり、斜線制限では建物高さ規制対象だったものが、
天空率緩和を受けられると、少しだけ斜線制限をはみ出しても良いことになります。

天空率は文字の通り、空を建物で隠してしまわないように、空と建物の比率を気にしているようです。

建物の高さは家の広さに関わります。
少しでも天空率緩和の気配を感じたら、検討すべき作図だと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(^_^)