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2021.01.30

熱の移動と水分子を考える その⑳『窓下の熱と水蒸気移動6』インプラス窓の提案

顧問の坪内です。

いつも池本工務店の事業にご支援・ご協力いただきまして、ありがとうございます。


『洗面所の壁にカビが生えました。何故なんだろう?』の最終です。
今まで、窓からの冷気の下降で窓下が冷たくなり、
内壁の表面が結露してカビが発生するメンニズムを物理的に学んできました。
そこで、行きついたのは窓面を冷気から守る事、
即ち窓を二重にする事だったのです。


弊社施工のインプラス窓


今まで学んだことを実践すれば
結露・カビの発生を抑える事が出来ます。

更に他の効果は得られないのかなと考えてみると、
メーカーさんはちゃんと『防音・遮音効果有り』と発信しています。

お客さんからの声で一番期待していなかったけど効果があったのは、
「騒音が静かになった」とのお言葉です。

壁や屋根、地面からも騒音は侵入してしまいますが、
その中でも断然、音の出入りは「窓から」が多いのです。

二重サッシュは気密性が高いため騒音防止効果があります。

騒音は空気の伝達する音と建物で遮る音の2種類の音を防ぐ必要があります。
これは壁や屋根に比べて窓の防音性能が低い事が原因です。
重要なのはガラスかな。
「ガラスだけの交換では防音対策は難しいのです」
「複層ガラスにしても音は静かにならないのね」
と意見を良く聞きます。

音はガラスよりも、サッシュの隙間から多く入ってきます。
ですからガラスを交換するだけでは窓で防音することは難しいです。

音は空気を伝って聞こえる音と固体を伝って聞こえる音があります。
二重窓は空気を伝って聞こえる音を軽減します。

窓はサッシュとガラスの組み合わせで構成されています。
そこでサッシュと窓ガラス、両方の防音性能を向上させることが重要になります。

音は空気を伝わってサッシュの隙間から室内に入り込み、
質量の無い薄い窓ガラスを簡単に通します。
二重窓は気密性を高めることが重要なのです。

気密性を高めて施工しなければ断熱性も上がらず、結露も発生させる事になります。
そこで窓自体の気密を高めることで防音対策にも役立つのです。
  カタログ P 14


防音効果説明図


人は50dB(デシベル)を超えると耳に五月蠅く感じるとされています。
普通の単層ガラスの防音効果は55dBなのに対して、
二重窓にリフォームした場合の遮音効果は40dBとなり騒音が聞こえ難くなります。


遮音効果説明図


光や熱と同じように音も波長です。
もうひとつ二重窓にすると期待できるのが遮音性です。
音を遮るには最も効果のあるのは質量です。
異なる物質を加え、重ねることでより、防音効果を挙げることも出来ます。
そこで家の中の音も外に漏らさない効果が期待できます。

家が商業地域や交通量の幹線道路や線路際にある時は最適です。

そして二重窓リフォームは防犯対策としても有効です。
防犯の専門家は空き巣や泥棒が一戸建ての住宅に入る場合、
6割が窓を破壊して侵入してくると言われています。

実は私のお家も10年ほど前、お家をリフォームして
直ぐに複層ガラスを割られて泥棒に入られた経験があります。

空き巣が窓を破壊してカギを開け、室内に侵入するまでの時間はあっという間です。

逆に室内にスムーズに侵入できない場合は警察通報されて捕まる事になります。
統計的に侵入までに5分以上かかると7割もの空き巣が諦めるとされています。

つまり二重窓にリフォームすることで実際に侵入までの時間が掛かり、
空き巣に「この家は防犯対策しているな」と思わせる効果もある訳です。

さらにガラスを不透明な種類にすれば、
目隠し効果やプライバシー保護にも役立ちます。

最新の窓であってもよほどしっかりした窓でなければ、
二重窓の防音性能にはかないません。

二重窓は高気密!音の隙間を塞ぎ、防音効果が生まれます。

少し逸れますが、下の写真は私の住んでいるマンションの防音サッシュです。
実際に交通量の多い道路際なので、防音効果を上げるためのサッシュが使用されており、
クレセントもレバー式です。
ただガラスも単板で枠もアルミなので「冬は寒くて、夏は暑いのです」



通常の窓のクレセント錠



レバーハンドルの鍵


ここでレバーが邪魔をする構造になっているので、
この二重窓施工に迷っているのです。



インプラス窓の設置


上記写真は掃き出し窓の設置の概要が良く分かるものです。
又、下記写真は弊社施工でキッチン窓の施工前後のものです。
そして最後の写真がリクシルさんのカタログ写真です。



インプラス窓の設置前