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2021.04.24

住宅の外部環境と小屋裏・内部環境を考える その④『農家小屋の錆びた屋根』

顧問の坪内です。

いつも池本工務店の事業にご支援・ご協力いただきまして、ありがとうございます。


先週は京都北部あった「亜鉛メッキ鉄板製の錆びた屋根」の『農家屋』の鉄板屋根の錆び具合について、過去のグーグル写真と比較しながら経年劣化についてお話をスタートしました

次の写真は私が2008年に撮影した写真と2020年のグーグルストリートビューを比較したものです。
最初に一番奥の工場らしき建物を観察します。



2008年7月の農家屋の工場


上の写真は工場の2008年の写真で窓らしき桟はまだ残っています。
窓の軒下()部分のトタン板は白く残っています。
錆びたトタン板ジョイントの重ね部も白く残っています。
トタン板ジョイント部の白く残った真ん中あたりは少し錆の進行が遅いように薄く見えます。


2020年10月の農家屋の工場


上の写真は工場の2020年の写真で窓らしき桟はかなり朽ちてほぼ無くなっています。
窓の軒下部分白かった部分のトタン板はほぼ全面錆びています。
錆びたトタン板ジョイントの重ね部もほぼ分からないほど錆びています。
トタン板の白く残っていた真ん中あたりもほぼ全面に錆びています。

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階建ての壁当たり部を中心にトタン板の錆び具合を観察します。


2008年7月の農家屋壁当たり部


上の写真は2階建物の壁当たり2008年の写真です。
壁の焼き杉はまだ健全な形で残っています。
軒下部分のトタン板は白く残っています。
多分メンテナンスで再塗装した塗料が経年劣化し、表面がチョーキング(白化現象)を起こしていると思われます。
錆びたトタン板ジョイントの重ね部も白く残っています。
屋根流れの長さの中央から上と下では錆びの進行が異なっています。
トタン板の白く残った中央から上は少し錆の進行が遅いように見えます。
又、上部の錆が進んでいる箇所の下部も同様に錆が進行している様に見えます。
もらい錆をもらいながらの錆びの進行と思われます。


2020年10月の農家屋壁当たり部


上の写真は2階建物の壁当たり2020年の写真です。
壁の焼き杉はかなり腐朽が進んでいるように見えます。
軒下部分以外はほぼ全面に錆びが進行しています。

窓下の軒部分のトタン板はほぼ全面錆びています。
錆びたトタン板ジョイントの重ね部もほぼ分からないほど錆びています。
トタン板の白く残っていた真ん中あたりもほぼ全面に錆びています。


2008年7月1階西側庇部の錆び


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3日のブログには下記の様な文章を書きました。
この西側庇屋根の錆び具合の主な特徴は二つあります。
①母屋1階屋根西・南際に比較して、雨掛かりの少ない壁際の劣化度が少ない事です。
 ・この庇が西側にあり、ケラバの出が影響する事で太陽の紫外線、赤外線の影響による表面劣化度も少ない事です。
②母屋1階屋根西・北際に比較して、先端の錆びた部分の劣化度が大きい事です。
 ・庇の屋根勾配が緩いので水はけが悪い。
 ・西側日陰部にある為、そばに樹木のある事で水の乾燥が遅い。
 ・錆びが激しく進んで既に朽ちた箇所も確認されます。
が上げられ、錆びた部分と錆びない部分の差が激しく母屋1階屋根に比較して濃く見えます。
次の写真と比較して見ましょう。


2020年10月1階西側庇部の錆び


二つの写真を比較して見ると他の箇所に比較して経年劣化度が少ないように見られます。
母屋1階屋根西・南際に比較しても、雨掛かりの少ない壁際の劣化度も少ない事です。
・この庇が西側にあり、ケラバの出が影響する事で太陽の紫外線、赤外線の影響による表面劣化度も少ない事です。
特に真ん中の屋根材重ね部がまだ白っぽいのが確認されます。
・このことは屋根材の劣化度にも太陽光線の影響が大きいと思われる事です。