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2021.06.19

住宅の外部環境と小屋裏・内部環境を考える その⑧『屋根材の種類別経年変化』

顧問の坪内です。

いつも池本工務店の事業にご支援・ご協力いただきまして、ありがとうございます。

前回は2013年~2020年の年代別に調べた『屋根材の種類別経年変化』を作成してみました。
そのうち今回は
④茅葺き屋根住宅とトタン板屋根小屋
⑤同上のアングル違い
⑥茅葺き屋根住宅と陶器瓦屋根住宅
⑦同上のアングル違い
を調査して見ます。

調査期間は201310月、201501月、201601月、201906月、202001月の写真です。
調査内容は
茅葺き屋根、トタン板屋根、陶器瓦屋根の経年変化
②屋根のリフォームの有無
③周囲環境の変化
などです。

下記写真は下の部分が西で、左側の道を下って右側()に進む途中に、赤色楕円とオレンジ色楕円の茅葺き屋根が観察されます。

この地域には茅葺き屋根に板金を被せた通称 「カンズメ屋根」 も多くあり農家建築の変遷を見ることが出来ます。
少し前に綾部で 「カンズメ屋根」 のリフォームをしたことがありますが、こでは話が脱線しますので茅葺き屋根に戻ります。

赤色楕円部の茅葺き屋根の下方にはトタン屋根や「カンズメ屋根」などがあります。
オレンジ色楕円の茅葺き屋根の下方には陶器(青緑)瓦の屋根があります。


茅葺き屋根2


下記は赤色楕円の茅葺き屋根の2020年のグーグル写真です。
何年か前にリフォームをされたように新しそうな屋根です。
ストリートビューから判断すると20172018年頃にリフォームされた屋根と思われます。



赤色楕円茅葺き屋根のクーグル写真


下記写真は20132016年の写真です。
①茅葺き屋根、トタン板屋根の経年変化
②屋根のリフォームの有無
③周囲環境の変化


201310月の外観



2015年1月の外観



2016年1月の外観


さて、20132016年までの写真を見ると
①茅葺き屋根、トタン板屋根の経年変化
 ・茅葺き屋根の表面には苔・地衣類が多く付着して屋根全体()の腐朽がかなり進んでいるように見られます。
 ・トタン板屋根の錆びの進行も酷く、激しく朽ちてきているようです。
 ・特に2015年の写真ではトタン板の屋根の半分が無くなっているのが確認されます。
②屋根のリフォームの有無
 ・どちらの屋根もリフォームの形跡は見られません。
③周囲環境の変化
 ・周囲の農村の穏やかな環境の中にあると感じられます。


2019年6月の外観



2019年6月の外観



2020年1月の外観


また、20192020年までの写真を見ると
①茅葺き屋根、トタン板屋根の経年変化
 ・茅葺き屋根は何年か前に葺き替えられて、手前のトタン板屋根も新しくなっています。
 ・それから更に経年変化が進んで屋根の色が落ち着いてきているように見られます。
②屋根のリフォームの有無
 ・茅葺き屋根は2017年~2018年頃に葺き替えられたと考えられます。
 ・トタン板屋根の小屋も新しく葺き替えられた様です。
 ・茅葺き屋根の下屋根のトタン板はそのままで錆びが発生しているのが観察されます。
③周囲環境の変化
 ・周囲の農村の穏やかな環境の中にあると感じられます。

下記はレンジ色楕円の茅葺き屋根の2020年のグーグル写真です。
何年か前にリフォームをされたような新しそうな屋根です。
ストリートビューから判断すると2019年の初頃リフォームされた屋根と思われます。
その前側に陶器瓦(青緑瓦)があります。
茅葺き屋根と陶器瓦を比較すると経年に対して陶器瓦が優れているのが分かります。


オレンジ色楕円茅葺き屋根のグーグル写真


下記写真は20132016年の写真です。
①茅葺き屋根、陶器瓦屋根の経年変化
②屋根のリフォームの有無
③周囲環境の変化


2013年10月の外観



2015年1月の外観



2016年1月の外観


さて、20132016年までの写真を見ると
①茅葺き屋根、陶器(青緑)瓦屋根の経年変化
 ・茅葺き屋根の表面に苔・地衣類が多く付着して屋根全体()の腐朽が進んでいるように見られます。
 ・陶器(青緑)瓦屋根は何の変化もないように見られます。
 ・陶器(青緑)瓦屋根は19601975年くらいまで爆発的に売れた色の瓦です。
 ・よってこの建物の50年以上前に建てられたものと思われます。
 ・茅葺き屋根の建物は80100年経っているのではないでしょうか。
②屋根のリフォームの有無
 ・どちらの屋根もリフォームの形跡は見られません。
③周囲環境の変化
 ・周囲の農村の穏やかな環境の中にあると感じられます。



2019年6月の外観


2019年6月の外観


2019年6月の外観


2020年1月の外観


2020年1月の外観


2020年1月の外観


また、20192020年までの写真を見ると
①茅葺き屋根、陶器(青緑)瓦の経年変化
 ・茅葺き屋根は20201月の写真で新しくなっています。
 ・陶器(青緑)瓦屋根は何の変化もないように見られます。
②屋根のリフォームの有無
 ・茅葺き屋根は2019年頃に葺き替えらリフォームされたと考えられます。
 ・トタン板屋根の小屋は何もされていないようです。
 ・陶器(青緑)瓦はリフオームの必要は無いように見られます。
③周囲環境の変化
 ・周囲の農村の穏やかな環境の中にあると感じられます。

茅葺き・トタン板屋根の経年変化に比較すると陶器(青色)瓦には変化は無いように観察できます。
季節により建物周囲の草花の変化も参考になります。
次回は最後のカラーベスト屋根の変化を観察します。


~団塊の 時代をパッと 駆け抜けた 良き部下上司 同僚を得て~


どうもありがとうございました。