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2021.08.07

住宅の外部環境と小屋裏・内部環境を考える その⑭『地衣類・奈良Ⅱ』

顧問の坪内です。

いつも池本工務店の事業にご支援・ご協力いただきまして、ありがとうございます。
前回は名張のお施主様のリフォームを施工するのに、
現場に行く途中で出会った屋根上にある地衣類のお話をしました。
このような地衣類の写真をかなり前から写真に収めているので、一緒に眺めながら地衣類について学んでみたいと思います。

前回と同じ様にまずグーグル地図に今回の箇所を示して見ます。
奈良盆地の丁度北西部にあたる山合いの一部である事が分かります。


奈良の現場位置を示すグーグル写真



下記グーグル写真は奈良から枚方に行く途中に数件並んでいる建売住宅の位置を示しています。
奈良富雄川沿いを北に上って行くと「くろんど池」があります。
その手前を東に曲がりますと、すっぽりと田舎の雰囲気の場所のある辺りです。


くろんど池と現場位置


周囲は「いぶし瓦」の農家屋が立ち並んだ一角です。
北東位置には田圃が続いています。
ここに建売住宅が6棟建ち並んであります。
屋根は全て急勾配屋根で在来木造2階建ての様です。
グーグル写真は2021年とありますが、周囲の状況からどうやら冬季の様です。
この写真は上が北になっていますので、北東位置角から左に①②③・・・・・・。
番号を振って前に進みます。


建物の周囲の状態


さて次に、写真を北にして3Dにしてみます。
左手前から右に向かって①②③となり、反時計周りで④⑤⑥と続きます。
この写真では①②⑤がカラーベストで③④⑥が金属屋根のように見えます。


グーグルの鳥瞰写真


下の写真は20106月に、南からこの集落に差し掛かって北東部にこれらの住宅を見たところです。
手前の農家屋はいぶし瓦屋根です。
この建売住宅屋根はカラーベストの様です。