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2021.11.20

住宅の外部環境と小屋裏・内部環境を考える その⑰ 『 地衣類・奈良 Ⅴ 』

顧問の坪内です。

いつも池本工務店の事業にご支援・ご協力いただきまして、ありがとうございます。

さて今回も畑の中を車で走っていて見つけたカラーベスト切妻屋根の住宅です。

山の裾野まで住宅が迫っています。
住宅は各々に少し離れて建っています・
切妻住宅2階のお家が建っています。
この住宅の右隣にもカラーベスト屋根の住宅が有ります。
さらにその後ろにはオレンジ色セメント瓦屋根の住宅が有ります。
前面には野菜畑が広がっています。


   2010.06.02 撮影の屋根の地衣類


少し拡大した写真を見ます。
壁がしっかりとした切妻屋根の住宅です。
屋根全体に何種類かの「地衣類」が付着しているようです。
棟包板金は白くしっかりしているように見えます。
屋根の中央部と両ケラバ箇所には黄色の「地衣類」が付着しています。
又軒先の軒天位置には「黄色い地衣類」が観察されます。
この箇所の地衣類も放射冷却による霜の影響を受けているのでしょうか。
それ以外の部分には「黒い地衣類」が観察されます。


切妻左側屋根の拡大です。
ケラバ金属役物はしっかりと白っぽくあります。
棟包金属役物の棟巴部分はケラバ部と同様に白く、
ケラバ部の黄色の「地衣類」は板金際から少し離れた箇所に
上から流れるように続いています。
この裏にはケラバ天井が有ります。
この箇所の地衣類も放射冷却による霜の影響を受けているのでしょうか。
棟位置の黄色の「地衣類」は濃いい処とそうで無い処に強弱が付いて流れています。
ケラバ部棟巴部の近くの「地衣類」は黄色系のものが有ります。
その他の箇所はやはり「黒い地衣類」が多いように思われます。


   左側ケラバ屋根の地衣類

屋根中央部部分の棟包板金も白く錆びは発生していない様です。
中央部にテレビアンテナが有ります。
アンテナ周りには黄色の「地衣類が多くあります。
中央部の黄色の「地衣類」は少し乾いているように見えます。
特に中央部は黄色の「地衣類」が流れているように下の方まで連なっています。
「地衣類」の種類も黒っぽいものと黄色のものが混じっているようです。
地衣類の発生箇所は何か環境の変化により変化しているように思えます。

       屋根の中央部の拡大

屋根右側の拡大写真です。
ケラバ金属役物は上部から下部迄白っぽくあります。
棟包金属役物の棟巴部分はケラバ部と同様に白くあります。
ケラバ部棟巴部の近くの「地衣類」は黄色系のものになっています。
右側のケラバ部と同様に「地衣類」は板金際から少し離れた箇所に
上から流れるように続いています。この裏にはケラバ天井が有ります。
この箇所の地衣類も放射冷却による霜の影響を受けているのでしょうか。
ケラハ板金に沿って、下り際は「地衣類」は少ないように思われます。
ここではハッキリと棟に近い屋根の高い位置の「地衣類は」黄色が多く観察されます。
少し中に入った中間部には黒っぽい「地衣類」が付着しています。
軒先部のケラバ側にも「黄色い地衣類」が付着しています。
又軒先の軒天位置には「黄色い地衣類」が観察されます。
この箇所の地衣類も放射冷却による霜の影響を受けているのでしょうか。

     屋根の右側の拡大

少し走っていくと川向うにカラーベスト屋根が2軒並んでいます。
左の屋根は「アーバニー」と呼ばれるスリットの入った屋根材です。
右の屋根は「コロニアル」と呼ばれる通常の形状の屋根材です。
どちらも良く似たものが数社のメーカーから発売されています。
一見して分かりませんが、経年変化で不具合が発生するものもあります。
日当たりが良くて、屋根表面がハレーションを起こしていますので、
もう少し拡大して観察して見ます。

     川の向こうに在る住宅


右側の2階建て寄棟屋根を拡大して見ます。

やはり屋根が少し光って見えます。

あたらしい建物なのか屋根には「地衣類」は確認されません。
中央部のテレビアンテナ周りを観察します。
通常ならこのアンテナ下には黄色の「地衣類」が付着していますが。
テレビアンテナの足の部分に少し「地衣類」が付着しているようにも見えます。