ブログBlog

2022.02.05

住宅の外部環境と小屋裏・内部環境を考える その ㉔『 地衣類・屋根上 Ⅲ 』 

顧問の坪内です。

いつも池本工務店の事業にご支援・ご協力いただきまして、ありがとうございます。
さて前回は
百舌鳥・古市古墳群のうち、ある古墳のお濠に面したカラーベス系屋根面上から見た「地衣類」「藍藻類」観察でした。

写真を沢山撮影して眺めてみると、色々と特徴のあることが分かりました。
今回はその中の残りの写真を説明したいと思います。
前回と同様に説明写真の位置を➉~⑳青い番号で記します。
因みに赤色番号は前回写真説明の番号です。


     グーグルの屋根伏写真


➉は前回の④番号(三又部)から西側隅棟部を見た写真です。
右側には天窓側面の少し離れた箇所に「地衣類」が付着しています。
天窓の側面には「地衣類」は付着していません。
写真上部にお濠がありたっぷりと水があります。
隅棟中央から右側が北側で、左側が西面に当たります。
左側に比較して右側の方が「地衣類」の付着が多いようです。

        お濠に面した西隅棟部


⑪は➉の拡大隅棟部の先端(剣先部)です。
右側北面に多くの「地衣類」が付着しています。
隅棟の金属棟コーナーと同質隅棟板には「地衣類」付着は少ないようです。


       西隅棟部剣先部の「地衣類」



⑫は北側の隅棟部です。
先ほどの隅棟部先端(剣先部)と同じようにお濠の水がみえます。
更に天窓側面の少し離れた箇所に「地衣類」が付着しています。
天窓の側面には「地衣類」は付着していません。
隅棟の両側に「地衣類」が付着しています。

       お濠に面した北隅棟部


⑬は⑫の拡大隅棟部の先端(剣先部)です。
隅棟を中心に右も左も「地衣類」が多く付着しています。
そして、両側の同質隅棟板にも「地衣類」付着しています。


     北隅棟板剣先部の「地衣類」


⑭は東面の三又部です。
お濠寄りの北側の三又部には多くの「地衣類」が付着していましたが、
ここでは殆ど確認できません。
その代わり、左側北面の隅棟板に「地衣類」の付着が見られます。
そうです、南面の隅棟板には「地衣類」の付着は見られません。

        東面の三又部


⑮は玄関上、屋根では南側に当たる隅棟部です。
隅棟の両側には「地衣類」の付着は見られません。


   南面の隅棟部には「地衣類」は無い


⑯は東側にあたる隅棟部です。
隅棟の両側には「地衣類」の付着は見られません。

   東面の隅棟部には「地衣類」は無い


は西面の南寄りのケラバ部です。
スガリ部と呼ばれる屋根面の流れの中間部に、
凹状になって軒先部がある箇所です。
顕著な「地衣類」付着は有りません。

  ケラバスガリ部廻りには「地衣類」は無い


⑱は西面の先ほどとは対になっている北寄りのケラバ部です。
流れの中間部が凹状になっている箇所に「地衣類」が付着しています。
おそらくテレビアンテナがあった個所と一致しています。


    テレビアンテナ下方部に「地衣類」の付着


⑲玄関上部の軒樋部にうっすらと「地衣類」の付着がある。
軒樋には「藍藻類」「苔類」がある。


         西側玄関上の軒樋部


⑳東面軒樋部には「藍藻類」の付着はあるが「地衣類」は比較的少ないようです。
軒樋の中は比較的きれいです。


         日開面の軒樋部


著名な古墳群にある「アーバニー」屋根の「地衣類」を2回に跨ぎ観察しました。
隅棟の構造周辺や天窓周辺の「地衣類」付着に特徴が見られました。
インターネットにあった「地衣類」の写真を勝手に編集しました。
第二弾の写真です。

                勝手に編集した「地衣類」写真そのⒷ


どうもありがとうございました。