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2022.03.19

番外編 「 人形浄瑠璃 」を観に行きました。  『 義経千本桜・道行初音旅 』

顧問の坪内です。
いつも池本工務店の事業に支援・ご協力いただきまして、ありがとうございます。
「 はじめての人形浄瑠璃 文楽 」のチケットが当たりましたので、
早速観覧に出かけました。

私の故郷(島根・石見)で伝統芸能と言えば『石見神楽』です。
その年の豊作や豊漁を祈願し神々に捧げる歌や踊りで近所の神社で良く行われました。
演目の最後は須佐之男命の大蛇退治です。
このお話は又の機会にして、今日は関西の「人形浄瑠璃」のお話です。

会場は本町駅から歩いて78分の処にある「ヴ゙ィアーレ大阪」の4階「ヴィアーレホール」でした。
イタリア語で「並木道」を意味する東急系列のホテルです。


      ヴィアーレ大阪の外観


玄関にお誘いの看板があります。
題目は「二人三番叟」「義経三本桜・道行初音旅」です。

      文楽の案内看板



事前に席を決めるくじを引くと一番前の左の席です。
席に着くと正面右手に左側には太夫二人、三味線3人の席が造ってあります。
携帯のカメラ・ビデオ撮影禁止のアナウンスがあり、
劇場内部の様子を私から伝える事はできません。
「残念です。」

          4階ホール入口


それでも始まる前に正面だけを撮影しました。
右側に太夫二人と三味線三人の席があります。
幕が開く前に緞帳前で、それら太夫・三味線・人形等の解説があります。
太夫については「豊竹亘太夫」さん
三味線については「敦澤清馗」さん
人形については「吉田蓑太郎」さん
に、分かり易く説明して頂きました。

       開演前の舞台


残念ながら以下の人形浄瑠璃の写真は当日の物ではありません。
翌日、早速ユーチューブを4時間程見て、テレビの画面を撮影したものです。
断りも無く掲載しておりますので悪しからず。

文楽の特徴は「三業一体の芸」だといわれているらしいです。
即ち、大夫・三味線弾き・人形遣いの三者が一体になり、舞台で鍛練された技をぶつけ合い、
調和を成しながら物語を進めていくとの説明です。
「三味線」の伴奏で「太夫」が物語を語る、日本の伝統的な芸能が「浄瑠璃」とか、
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世紀中頃に生まれ、その後広く流行したようです。
牛若丸と浄瑠璃姫の恋物語の主人公の名前にちなんで「浄瑠璃」と呼ばれるようになったのだとか

三業(さんぎょう)の融合をインターネットで調べてみると
太夫(大夫) たゆう
太夫は床本を見て浄瑠璃を語りますが、西洋音楽のような楽譜はありません。
リズムやメロディのみならず情感を込めて「語る」ことに重きを置き、老若男女、善人、悪人などあらゆる人物になりきって、すべての台詞や仕草、情景描写、物語の背景などを一人で語り分けます。
三味線 しゃみせん
人形浄瑠璃で使うのは、幅のある力強い音色を特徴とする太棹の義太夫三味線です。
厚く重いバチで絹の糸をこすったり、はじいたり、たたきつけたり。
体の芯まで響く重厚な音、すすり泣くようなか細い音、不安をかき立たり、時には寒さや暑さまで感じさせるなど、驚くほど多彩な表現がなされます。
人形遣い にんぎょうづかい
三人遣いの人形では、頭と右手を遣う「主遣い」と、
左手を遣う「左遣い」、
足を動かす「足遣い」の3人が、息を合わせて一つの人形を操ります。
人形の目線や手先の細やかな動き、そこに地面があるかのように歩く、立つ、座るといった基本の所作が決め手。
人形に命が宿り、人間以上に人間らしく見える不思議な人形の世界が広がります。


          義経の立ち姿

人形のかしら
地域や人形座によって違いがありますが、目尻のとがった「角目頭」は立役(善人)、目尻の丸い「丸目頭」は敵役(悪人)に使われます。未婚の女性は「娘頭」で、細い眉が墨で描かれ、口元から白い歯がのぞきます。既婚の中年女性は「女房頭」で、剃られた眉が青で描かれ、お歯黒。老女は「婆頭」と呼ばれ、白髪で深いシワが刻まれています。このようなかしらの決まりごとを知ると、登場人物の役割や本性が推測できて、人形浄瑠璃の楽しみ方が深まります。
文楽では人間の半身ほどもある人形を3人で操る。
3人遣い」と呼び、人形の首と右手を操るのは「主遣[おもづか]い」または「出遣[でづか]い」といって、黒い頭巾を被らずに顔を出して人形を操る人形遣いの中心である。
左腕と左手を遣うのは「左遣い」で、重量のある人形を支える役目も担う。
そして人形の足を遣うのが「足遣い」。
女形には足は無く着物の裾を足が有るように裁いてみせます。
一体の人形を3人で操る人形遣いの芸もまた三業一体の調和といえる。
(
以上はインターネットからの資料です)

【二人三番叟】(ににんさんばそう)
天下泰平(世の中がおだやかで平和であること)・五穀豊穣(穀物などの農作物が豊かに実ること)を祈る能の
『翁』をもとにして作られた演目。この前半は「石見神楽」と同じ意味合いを持っているようです。
前半は、重厚な語りと三味線で始まり、千歳(せんざい)による露払いの舞に続いて、翁が厳かに舞います。
後半は一転して、二人の三番叟(さんばそう)が力強く躍動的に舞う、開放感のある場面となるのです。
舞は激しく動いたり、緩やかに動いたり、鈴を振ったり、種を撒いたりの仕草を見せたり、少し疲れて休んだり等滑稽な仕草で笑わせたり。

こんな所も「石見神楽」と似ているようなのです。

      二人三番叟

「義経のお話」は平家が滅びた後の物語で、奥州へ落ちていく途中の安宅の関の弁慶が有名ですが、
その前にうろうろとあち
こちに落ち延びています。このお話は奈良吉野山の中に隠れている時のお話らしいです。
義経の愛人の「静御前(以下静ちゃん)は、この前の段では義経とはぐれて吉野に行く途中なのです。
静ちゃんは、静ちゃんを守る義経の家来、「源九郎忠信」と共に旅をしています。
今は義経さまが吉野にいると聞いたので会いに行くところで、花盛りの吉野山を旅している場面です。
そういう訳で、出てくるのは「静ちゃん」と「忠信」と「忠信」が化けている狐です。

      静ちゃんが鼓を打つところ

まず静ちゃんが出てきます。忠信と旅の途中なのですが、
忠信はときどきどこかに行ってしまうので、いまは一人です。
義経を思って踊ります。
忠信は、静ちゃんがいつも持っている鼓(つづみ)を打つとかならず姿を見せます。
初めは狐が出て来て、後ろ足で耳を描きます。又、うろうろして口でしっぽを噛みます。

      狐がシッポを噛みます

狐がビミョウな動きをしながら桜の満開の陰に隠れて変身します。
忠信が忠義の侍に変身する時には頭には狐の耳が立っています。

  狐が忠信に返信・頭に耳がついています


義経を慕うふたり。
義経は忠信に自分の鎧(よろい)を与え、
忠信は常にそれを持って旅しています。
この鎧を切り株に立てて、義経を慕い、
二人で踊り、義経を偲びます。

       静ちゃんと忠信の舞

そう言う訳で家に帰ってから「ユーチューブでの勉強」でいくらか理解が出来ました。
今からのめり込んでも初心者入門まではいきそうには有りませんが。
新鮮な一時でありました。

ありがとうございました。