2022.07.09
顧問の坪内です。
「霜」が直接日々の仕事に影響を与え、真剣に取り組まれている仕事の一つに鉄道の架線着霜予測がありました。
公益財団法人 鉄道総合技術研究所で「架線着霜発生予測プログラムの開発」の中で架線着霜の条件を探ってみました。つまり,放射冷却の影響で架線表面温度が霜点温度以下となり,空気中の水蒸気が凝結して霜が発生しうると考え,架線近傍の水蒸気に注目しているのです。そこで観測したグラフより「露点温度と架線温度」の交わった時刻は午前0時で、気温は示されていませんが相対湿度87% 程度となっています。
その時の架線温度はー6.5℃になっています。
色々な情報の組み合わせで、より正確な予測が出来るように努力されています。
必要なデーターの一つに風速の有無が上げられますが、このプログラムではそれを除いて可能かの予測です。
さて、自宅近くの住宅の観察に移ります。
2017.02.13~14
2017.02.14.~15
2017.02.15~16
の3日間の 『 屋根の霜模様 』 と『屋根拡大写真』を A邸で見てみました。
前に掲載した、気象データーから見てみましょう。
下記は「霜」観測日の前日18時から当日24時までの、
外気温と水蒸気圧の1時間毎のデーターです。
水蒸気圧は3日間ほぼ5hPa前後で推移しています。
外気温は前日18時から徐々に2時頃まで下がり、2017.02.15のみが2時から上がっています。
今までは赤色破線楕円部の午前0時から7時のデーターを中心に見ていました。
前日の夕方からの気温の下がり具合は着霜曲線にふさわしいものと言えます。
ブログの写真を拡大してみることができる人は3日間の「霜」模様を良く観察できます。
前回のブログ表現の文章は、
14日
全体に薄っすらと「霜」が付着して、いつもの小屋裏表部屋根は白くなっています。
タルキの箇所の「霜」の付着は少なく、何もない小屋裏の垂木か所には少し多く「霜」が付着しています。
ケラバ部、軒先部にも若干薄く「霜」の付着が見られます。
15日
いつもの小屋裏表部屋面の野地板の箇所だけ白くなっています。
タルキの箇所の「霜」の付着は無いように見えます。
何もない小屋裏のタルキ箇所には所々に少し「霜」が付着しています。
ケラバ部、軒先部にもわずかに付着が見られます
16日
14日15日に比較してかなりの量の「霜」が付着しています。
この A邸の特徴である箇所にかなりの量「霜」の付着が有ります。
の様な表現です。
そこで2017.02.14のC邸D邸の屋根模様を見てみます。
まず下記写真 C邸は朝6時34分38秒です。
手前の少し低い道路から見上げています。
電線が沢山あり、その向こうには近鉄電車の架線もぶら下がっています。
C 邸 2017.02.14 遠景
C邸の外観です。
この住宅は中央に窓が3箇所あります。
右2つ窓のシャッターが上がって、開いています。
このシャッターの開閉が屋根野地裏の温度に影響を与えているのではないかと、
考えるのは私だけなのでしょうか。
C 邸 2017.02.14 外観
この住宅の特徴は水平棟の3箇所に換気棟が設置されている事です。
換気棟が設置されていれば、換気棟からは熱気と湿気が自然と排出されて、
周囲の野地板は乾燥し、温度は低くなります。
ただし換気棟排気口周りは暖気で温められます。
そのような微妙な温度分布がこの写真から読み取れるか
15日、16日の写真を合わせて観察して見ましょう。
C 邸 2017.02.14 屋根模様