2022.08.27
赤色破線四角の拡大写真に屋根構造パネルの断面図を落として見ます。
何となく屋根パネルのダブルの外枠が太い霜着模様に、
屋根パネルの中補強の小さな桟が細い霜着模様と一致するではありませんか。
E 邸 屋根パネルと母屋位置図と写真
そうです。上の写真での屋根パネルは下図の赤破線楕円部で、
黄色の破線は下図の屋根パネル中心にある縦補強桟となります。
又、緑の破線部は屋根パネルをのせてある母屋材の位置となるのです。
屋根パネルと母屋関係図
と言うような説明になります。この屋根は屋根パネルで構成されているのではと予測出来るのです。
ご理解いただけましたでしょうか。
さて、前回は2017.02.14日と15日の気温、相対湿度、露点温度、絶対湿度の比較をしました。
今回は14日、15日、16日の比較をします。前回は14日を破線で15日を実線で表しましたが、
今回は16日を実線で、15日を小さな破線、14日を太い破線で表します。
14日の前日13日の18時の気温と15日の前日14日の18時の気温は3.8℃です。
16日の前日15日の18時の気温はそれよりもはるかに高い5.2℃です。
13(14)日の気温は19時以降2.8・1.7・0.2・-0.6・-0.8℃と24時まで徐々に下がっています。
14(15)日の気温も19時以降と同じ様に24時まで下がっています。
両日とも気温の下がりはほぼ同じ勾配です。
15(16)日の気温の下がりは良く似た勾配ですが朝6時まで下がり、
実質-1.6℃まで下がっています。
同じように相対湿度も13日の18時は68%で、14日の18時は良く似た64%です。
15(16)日の18時の相対湿度54%と約10%低く13日14日よりは乾燥しています。
そして13日の相対湿度は73・79・85・87・92・93です。
公益財団法人 鉄道総合技術研究所で「架線着霜発生予測プログラムの開発」の論文による相対湿度87%以上の時間帯は、22時からあくる朝8時まで有ります。
14日の相対湿度は69・79・85・90・89・91です。
両日とも相対湿度の上がり方はほぼ同じです。
15(16)日の相対湿度は54・64・66・76・78・85で、
22時ころから朝3時ころまであります。
又、水蒸気の量を計る絶対湿度は霜の発生する日とほぼ一定で推移しますので、
13(14)日の絶対湿度は4.3g/m3で朝8時までは4.1~4.4g/m3の間で推移しています。
14(15)日の絶対湿度も4g/m3で朝8時までは4.0~4.5g/m3の間で推移しています。
ところが15(16)日には絶対湿度は3.7g/m3で朝7時までは4.0/m3の間で推移しています。
平均して13、14日よりは水蒸気の量が少ないと言えます。
ところが朝1時ころに差し掛かると気温と相対湿度の推移が14日15日と16日では異なってきます。
まず気温が14日には朝1時から少し下がり気味で朝8時に0.2℃になっています。
そして15日には朝1時にから上がって朝8時に1.2℃になっています。
ところが16日には朝1時からどんどん下がり朝6時にはー1.6℃になります。
14日、15日の気象条件の分岐点が朝1時~2時に掛けてです。
ところが16日の分岐点は私が観測した時間の6時になっています。
時間が5時間程ズレて寒気がやって来たのか゛、着霜模様に表れているのです。
2017.02.14・2017.02.15・2017.02.16の気温・露点温度・相対湿度比較データ
以上の知識を得て写真を観察しましょう。
このお宅では毎日両側のガラス窓には、カーテンが掛っています。
従って家人の動きは観察できません。
下の写真は何度か見ている2017.02.15朝6時41分34秒の写真です。
軒先とケラバ部に薄っすらと霜着しています。
E 邸 2017.02.15 外観
そのような目で次にあげる
2017.02.16日の霜着模様を観察してください。
16日は15日と比較して随分と表情が変わっているのが分ります。
屋根全体にかなりの量の霜が付着しています。
E 邸 2017.02.16 遠景
2017.02.15のE邸の屋根模様を見てみます。
まず下記写真 E邸は朝6時41分34秒です。
その手前の土手の枯草の葉にも霜が降りていますが、
前日14日よりは少ないように感じます。
屋根への霜着も遠目には軒先だけのようにも見えます。
E 邸 2017.02.15 遠景
そして、16日の外観の写真です。
屋根の水平棟の換気棟部での霜付着に著しい変化は見られません。
左右の端のケラハの出部の霜の付着はケラバ天井の下からも冷やされ、
冷気の影響が大きく関わって、白く縦にラインが入っています。
下方の軒先の出部分も下からの冷気の影響が大きく関わって、
白く幅広く霜ラインが形成されています。
そして屋根面には横にカラーベスト重ね部の
小さなラインが多く流れるように付いています。
又、縦には少し太く屋根パネルの重なり部、
通常タルキの箇所に棟から軒先まで霜ラインが付いています。
15日に比較して霜の模様はかなり濃いいようです。
E 邸 2017.02.16 外観
最後にE邸の屋根模様の比較を
2017.02.15と2017.02.16で見てみます。
16日の写真です。ははっきりと着霜のラインが見えます。
E 邸 2017.02.16 屋根模様
下の15日の写真は何となくボヤっと
着霜しているような屋根模様になっています。
E 邸 2017.02.15 屋根模様
水蒸気の量により霜の付着に違いが現れることを少し学ぶことができました。
連日の暑い日、『霜のお話』少しは涼しく過ごせたでしょうか。
まだ少し続きます。
どうもありがとうございます。