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2022.10.22

住宅の外部環境と小屋裏・内部環境を考える その ㊾ 『 屋根の雪 ⑦ 』

顧問の坪内です。

前回は我が家と奈良気象台の気象条件とが、どの程度違いがあるのか検証を行いました。
2008.02.022008.02.03の日の外気温度は1℃程度高く、
相対湿度は5%ほど低いが事が分かりました。
という事はやはり、冬場の冷気は盆地の場合低い処
(
奈良気象台)に流れていると言う事でしょうか。
空気の流れを考えるなら、当日の風向・風速はどうでしたでしょうか。
そういえばお隣の屋根の一部には雪の無い処もありました。
そこで2008.02.022008.02.03の風向・風速を調べて見ると。
北北東と北北西の風が吹いています。
各々の軸の右側に2008.02.02日の風向・風速を
左側に2008.02.03日の風向・風速を
赤数字で記して図示すると下記のようになります。
殆ど北北西の風が0.8m/s2.3m/sの平均1.54m/sで吹いていたようです。
即ち、2022.02.02日の19時と20時に北北東の風が吹き
それ以外の時間には北北西の風が吹いていたようです。


   2008.02.02.2008.02.03の奈良気象台の風向・風速


さて、下記の写真は我が家の北東から撮影したものです。
外観が良く分かる位置です。
この土地は東になだらかな坂になっています。
石垣は、この辺りで良く使用される「生駒石」です。
生駒石を調べて見ると
生駒市菜畑町にある「株式会社 山長」さんが詳しく記されています。
ちょっと拝借して勉強して見ましょう。

生駒石は大阪・奈良府県境にある生駒山を構成する
生駒
れい岩を起源とする自然石で、
特に生駒山頂東南麓の生駒市西菜畑町から小倉町にかけての地域に産出する生駒石が
最も良質とされ、現在もここから採石されています。
古くは大阪城にも多く使用されたようです。
珪酸分に乏しく、鉄やマグネシウムに富むために比較的重く、
鉄分が地表で風雨に曝されて酸化し、表面に「さび」が生じ独特の黒褐色に外観を示し、
「つぶ状」のざらざらした地肌になっています。
直径10cm程度から3mに達するものもあり庭石や石積みとして利用されています。
この団地にも多くの「生駒石」が使用されています。
我が家の南東側にある「生駒石」です。
上手に積まれています。

    ①  東南東にある生駒石


我が家は十字路の南西角にあります。
住宅地ですので、車はあまりスピードを出さないように看板が出ています。
が、駅に抜ける近道なので、時々西から東にスピードを出した車が来ます。
南北の道はこの交差点に向かって両方とものぼり坂となっています。
この角の石は「不動明王」様のように見えます。
この石に仏果って飛ばされます。(仏の心があります。黙 )
その後、菓子箱を持って謝りに来られます。