2023.03.04
下の写真はグーグルビュー2012年の
赤色楕円の寄棟屋根住宅と左側の黄色楕円の切妻住宅です。
左側の切妻住宅は人が住んで居ない様子なので、
やがて撤去されるものと思われます。
2012.年グーグルストリートビュー
この赤色楕円と黄色楕円の2軒の住宅が実は下記写真となります。
今まで屋根の飛散住宅を上から観察してきました。
いわば鳥瞰図です。
一般的な、現地調査はそれが難しいので、下から見上げる調査となります。
下記住宅はほぼ同じ時間帯に上から撮影しています。
人が屋根上に上がって、破損個所を補修しています。
台風被害と違って「竜巻被害」は
被害場所が集中していますので、
復旧作業も迅速な対応が可能なのが分かります。
被害発生から数時間後には
職人さんが復旧作業しているのです。
手前の屋根の上には職人さんが三人上がっています。
屋根は寄棟で平板系陶器瓦です。
4本の隅棟には何の被害も無いように見えます。
被害の多くは南面と西面に集中しています。
北側屋根には竜巻の風による被害は
ほとんど無いように見えます。
北面で数枚の屋根が割れているのは、
他部所からの飛散被害よる二次災害のようです。
北西の隅棟を跨ぐように覆い被さっている長い物体は、
西側の軒樋が持ち上がって飛散した物のようにも思われます。
東面では一人の職人さんが屋根を修理しています。
丁度、軒先から3段目の箇所の中程の瓦が少し浮いています。
補修しているその列の左側に当たる箇所です。
3段位が動いているようです。
南面は軒先部に被害がありそうです。
隅棟部の頂点辺りに人が居ます。
この屋根では被害が一番大きいのは西面のようです。
南よりの一般部に被害が多く、そこに人が居ます。
その向こうの青緑瓦の屋根にも被害があったようです。
2階屋根は切妻で、軒先と棟には被害は無く、
両ケラバに被害があるようです。
2009.年 毎日新聞 航空写真 ①
また、少し角度を変えて南側から見てみましょう。
東面の屋根面に職人さんが3人います。
先ほどから軒先部より3段目を補修していた職人さんは、
同じ作業を続けています。
後の二人は南東部の隅棟部に集まっています。
施工をしている職人さんに声を掛けているようにも見えます。
この位置から東面を見ると補修している箇所以外の列は
ほぼ整っているように見えます。
そして南面を見てみます。
よく見ると、南面の軒先部にもう一人職人さんがいます。
南面には陶器瓦の裏面のような色面が見えます。
瓦の破片が散乱しているように見えますが、
どうやらアスファルトルーフィングが破れて、
野地板の耐水合板が見えているようです。
そして使える瓦は何段か重ねて置いてあります。
この屋根にはどこから上がったのかと探して見ると。
ベランダの左隅に脚立が延ばされ、立て掛けられています。
次に西面です。
西面では飛散した瓦が散在しています。
陶器瓦の裏面も見えたままです。
南面よりは瓦が少なく。瓦桟がそのまま見えます。
北よりにはまだ手付かずで飛散した瓦の破片が散乱しています。
雨樋は半分辺りで北側に降り曲がり北西隅棟に被さっています。
南側から (吸い上げられ ? ) 持ち上がり、北側に向かって折れているようです。
この屋根はおそらく、一番初めに東面を修理して。
次に西面を修理し、最後に南面の順に修理されるものと思われます。
西隣の屋根を見てみましょう。
切妻屋根の2階建て住宅です。
青緑色の平板系陶器瓦です。
和型の青緑瓦に比較して、15年位新しい建物です。
南側と北側のケラバ部が飛散しています。
南側のケラバ瓦が全部飛散しています。
北側のケラバ瓦は棟近くの4段程度が飛散して、後は残っています。
このケラバ瓦の固定方法と強度に興味があるところです。
北側ではケラバ瓦の固定釘が有効に働き、
その横の固定無しの地瓦が飛散しているのです。
それに比較し、南側はケラバ固定釘で止めた瓦も地瓦も飛散しているのです。
ここでこの施工法での耐風圧力が分るような気がします。
2009.年 毎日新聞 航空写真 ②
そして右下の写真は2015年のグーグルストリートビューで、
黄色楕円の住宅は既に撤去されています。
その左にある太陽光発電搭載の住宅は2009.年毎日新聞①の上側
(西側)
切妻の棟違いの被害住宅だったのでしょうか。
新しく建て替わって、いるのでしょうか。
2015.年グーグルストリートビュー
この地区では、多くの住宅が撤去されています。この寄棟陶器瓦の住宅 (左側) のみが残ったようです。
また新たに数件の住宅が建築されています。
2021.年グーグルストリートビュー
そして左側の住宅が赤色楕円の住宅です。
住宅の塀と道を隔てて右側に東武鉄道が走っています。
15年前に竜巻被害あったとは、今は落ち着いた住宅地のようです。
2021.年グーグルストリートビュ-
そして下の写真は同じ館林竜巻被害の写真です。
今まで見て来た屋根被害より少し酷い「小屋組」から飛散した住宅です。
私は「屋根」に関わることに興味がありますが、
『竜巻』自体の事は余り分かりません。
2009年毎日新聞の被害報道写真⑥
それでも、次に『竜巻』の事を少し学習してみましょうか。
ありがとうございます。