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2023.05.13

番外編 島根の海 『 風力階級①写真訂正と追加 』


顧問の坪内です。

先週のブログの内容に間違いがありましたので、少し書き直します。
今週も又、雨漏り調査機関の横ちゃんと雨漏り調査に行きました。
先週の土・日曜日の雨が激しくて、
得意先のあちこちから雨漏り情報が押し寄せてきます。
伊丹市の川も氾濫して住宅に浸水被害があったとか。

先週は故郷の島根の海のこと、少し詩的に表現しました。
その内容を少し詳しくお話することにします。
私はこの五十猛の海が好きでよく一人で泳ぎました。
詩的に表現した場所にⒶⒷⓒ・・・・・・と記号を付けてグーグル地図に落として見ました。

Ⓐ防波堤
Ⓑハマボウフを摘んだ防風林
ⓒ神島
Ⓓ紅エイを獲りに行った海
Ⓔサザエやアワビを採りに行った岩場
Ⓕ大崎灯台(大岬)
Ⓖ大浦港
Ⓗ岬
Ⓘ監視小屋
Ⓙいつも夕方漁師がいた岩場
Ⓚ祖母のお墓地


        五十猛町大浦のグーグル地図

ⓒの島は神島と言い『日本書紀』によれば天照大神の弟、
須佐之男命が息子の五十猛命と共に、
高天原から新羅国へ天下り、後に船に乗って上陸された地と
言い伝えられている島です。
砂浜から神島へ向かっている岩場は、
ⒽとⒿの間にある岩場で時々貝を採りに行った処です。
ここは須佐之男命が神島に船を繋いだ後、
一行が最終的に陸地に上がられた場所と
伝えられ『神上』と呼ばれていました。

昔はこの島の廻りを船で廻る神事がありましたが、
今はどのようになっているか、60年ほど昔のお話です。
港の南側には五十猛命等を祭った「韓神新羅神社」があります。
又、母のもう一人の弟が住んで居た近くに、“逢浜”と呼ばれる場所があり、
須佐之男命、五十猛の尊、大屋姫、爪津姫が逢った場所とされています。
前回の写真の防波堤の箇所からの写真です。
 
   左手山に大岬灯台・右手の島が神島です

 
神島のもう少し沖のⒹの海におじさんと紅エイを獲りに行きました。
おじさんは10数メートルー以上垂直に潜水し、
横に這うように50メートル以上進み、
紅エイの集団の後から襲い掛かるのです。
10
メートル近くの銛を抱えて後ろから紅エイを突くのです。
私は23メートルのヤスを抱えて、
だだ海の上に浮いているだけです。
おじさんは海の中で紅エイと格闘して、
やがてエイを抱えて上がって来ます。
私はそのエイをチューブボートに乗せて岸までたどり着くのです。
下の写真は灯台から大浦の町を見下ろします。
左手が紅エイを運んだ海と浜、左手が大浦港。
中央の少し右手に祖母の墓が見えます。

左手山に砂浜海岸・右手が大浦港(大岬灯台HPより)


さて先週のブログの間違いの話です。
実は添付の写真が一つ足りなくズレていたのです。
残りのブログを書く時に「あれ」と思ってよくチエックしたら判明した訳です。


従って、今回の階級0の写真は初めてで、1つずつズレています。
誠に申し訳有りません。

そういう訳で再度風力階級(ビューフォート表)の写真を掲載します。



【風力階級0】 風速 1ノット未満 平穏(へいおん) / 静穏(せいおん) /
海上   鏡のような海面


風速0.3m/s未満
陸上   静穏、煙はまっすぐに昇る。


風力階数 0 Calm


【風力階級1】 風速 1-4ノット 至軽風(しけいふう)
海上  うろこのようなさざ波ができるが波がしらに泡はない。
波高 0.1m0.1

風速0.3-1.5m/s
陸上  風高は、煙がなびくのでわかるが、風見には感じない。

風力階級1 light air


【風力階級2】 風速 4-7ノット 
軽風(けいふう)
海上  小波の小さいもので、まだ短いがはっきりしてくる。
     波がしらはなめらかに見え、砕けていない。
波高 0.2m0.2


風速1.6-3.3m/s
陸上  顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動き出す


風力階級2 light breeze


【風力階級3】 風速 7-11ノット 軟風(なんぷう)
海上 小波の大きいもの。波がしらが砕けはじめる。
    泡はガラスのように見える。ところどころ白波が現れることがある。
波高 0.6m1

風速3.4-5.4m/s
陸上 木の葉や細い小枝が絶えず動く。軽い旗が開く

風力階級3 gentle breeze



【風力階級4】 風速 11-17ノット 
和風(わふう)
海上  波の小さいもので、長くなる。白波がかなり多くなる。
波高 1m1.5


風速5.5-7.9m/s
陸上  砂ほこりが立ち。紙片が舞い上がる。小枝が動く。

風力階級4 moderate breeze


【風力階級5】 風速 17-22ノット 
疾風(しっぷう)
海上  波の中くらいのもので、いっそうはっきりして長くなる。
     白波がたくさん現れる。(しぶきも生ずることもある)
波高  2m2.5

風速8.0-10.7m/s
陸上  葉のある灌木が揺れはじめる。池や沼の水面に波がしらが立つ。 

風力階級5 fresh breeze


このように海上の方がより正確に風の力が分り、
昔から伝承されています。

まだまだ風力階級の話は続きます。

ありがとうございます。