2023.08.26
上図のコロニアルに2本の補強釘(ビス)を留める事で、
暴露部分の緑色部を6本の釘(ビス)で固定すれば良い事になります。
そうすればコロニアル形状図のⒶ部とⒷ部に大きな荷重が掛り、
コロニアルが破壊するのはⒷの箇所か
補強箇所の釘(ビス)廻りとなります。
この位置で十分余裕を持って補強施工とする事が出来ました。
これで当初計画の
①目視で確認できる事
(補強部品が目で確認される。)
③耐風性能が確保されている事
(耐風試験で確認する)
の二つの目的が達成されました。
次に②防水性能が確実な事
(防水試験で確認する。)
です。
皆さんも良くご存じなようにこの「防水性能が確実な事」が一番重要で難しいのです。
しかも長期に(最低でも30年程度は保持させたいのです。)
下図はkmewの耐風施工法の施工説明書に書かれている断面図です。
この断面図で一番重要な箇所は何処だと思われますか。
屋根工事屋さんの殆どが「強風補強ビス(釘):シリコンパッキン付き」と答えると思います。
そして、このシリコンパッキン付きのビス(釘)の箇所にシリコンシーリングをたっぷりと塗布しますと。
シリコンシーリングは耐久性は良いのですが、
経年変化で添加剤の一部が流れ出し周囲を汚染します。
汚染しないためには加工したシリコンが必要です。
この補強ビス施工法の当初の構造は、
ワッシャ+パッキン+補強ビスでした。
ところが私が知らない間にコストダウンの一環で、
ワッシャ+補強ビスの形のビスを開発され使用されたのです。
ワッシャ+パッキン+補強ビスの防水構造は補強ビスを締めると
ワッシャは垂直に移動し、パッキンを圧縮して防水性を発揮します。
ところが、ワッシャ付補強ビスはビスを締めると
パッキンも一緒に回転してパッキンがネジキレるのです。
この改良(?)の内容について私は全く知らなかったのですが、
事件の発生した営業より連絡があり、変更の事実を知ったのです。
水密性を確保するパッキン系やシーリング材の難敵は紫外線です。
この紫外線をカットすることが耐候性を高める最良の方法です。
次の改良形状は、ワッシャ付補強ビス頭の首下を座ぐり窪みを作り、
この中にパッキンの入る形状を考えY社に製作以来したのです。
怪我の功名から出た形状で、今ではY社の主力商品でもあるようです。
さて初めの質問の
この断面図で一番重要な箇所は何処だと思われますか。
に戻ります。
下の断面図で一番重要な箇所は屋根材と屋根材に挟まれている「防水補助シート」です。
そして、この補強ビスが留めてある位置も重要なのです。
そうです。両側から150mmの位置で先端から80mmです。
コロニアルの防水性能確保の考え方
先端から50mmを確保しています。
さて文章で書くと何のことやら分かりませんが、私が50年養ってきた
「化粧スレート系屋根材の防水理論」の1項目です。
2020年から「イケコウブログ」を書いていますが、
建物の防水に関してはまだ少ししか触れていません。
2020年4月17日~7月4日まで「雨漏りの路」を考える題名で、
外壁の雨漏りの事を少し書いています。
興味のある人は振り返って読んでください。
一番重要な箇所は「防水補助シート」です。の考えです。
まず初め、この「防水補助シート」は屋根材と屋根材の間に挟み機能します。
なので、紫外線の影響は受けません。
開発当時の通称名は「ゴム化アスファルトルーフィング」です。
現在は「改質アスファルトルーフィング」と言っているようです。
このシートはH社にお願いして製造して頂きました。
通称は「K-8シート」と言い開発がK-1.K-2.K-3・・・・・・ K―8
8回改良を行って出来たシートです。
言わばこだわりのKシートと言えます。
このシートは施工時に裏面にある剥離紙を外して、
粘着層を下にして施工します。
施工後直ぐに台風が来ても防水は大丈夫です。
シート基材は不織布ですので、
回転のあるビスで穴を開けても大丈夫です。
そして、熱を加えると表面が融けて、
上のコロニアルの裏面に接着されるのです。
このようにして開発した施工法は5~10年後とモニター施工をチェックすると
経年の水路やホコリ位置が分るのです。
コロニアルの耐風施工法
先般、1968年(昭和43年)施工のコロニアルを葺き替えましたが、