顧問の坪内です。
あけましておめでとうございます。
元旦からあまりおめでたくないニュースが報道されています。
このたびの令和6年能登半島地震により、
被災された方々に謹んでお見舞いを申し上げます。
一日も早い復旧・復興を心よりお祈りいたします。
が、日ごろの感謝を忘れずに何時もの言葉で。
いつも池本工務店の事業にご支援頂いてありがとうございます。
で、今年も始めます。
地震については30年ほど前の「阪神淡路大震災」で少し学ぶことが出来ましたが、
今回の「能登半島地震」はまだまだ続き、どのように収まるのか分かりません。
今少し、落ち着いてくれればと願うところです。
それではもう少し、台風について学んでみたいと思います。
台風201821号の発生と強さについては、
先の資料で少し理解をすることが出来ました。
被害については日々新しい情報が出て来ていました。
下記に 資料収集日と数 を集めて分析をして見ました。
パソコンのアクセス先は(Yahoo!) (Google) (Softbank)で
調査日は会社でアクセス可能な日としました。
実際に現地に出張しての調査は不可能なのでこのような形式で試みました。
検索内容の言葉としては「台風21号屋根被害」です。
1. 平成30年10日17日 636件(Yahoo!)
2. 平成30年10日17日 600件(Google)
3. 平成30年10日17日 32件(Softbank)
4. 平成30年10日25日 791件(Yahoo!)
5. 平成30年10日27日 681件(Yahoo!)
6. 平成30年11日02日 710件(Google)
7. 平成30年11日05日 607件(Yahoo!) 合計 4057件
のデーターを分析してみたいと思います。
検索言葉が「台風21号屋根被害」であっても
実際の画像は「屋根被害以外」が多くあります。
「阪神淡路大震災」の時の被害調査は10数箇所の
3800棟を超える住宅を調査した記憶があり、
取りあえず1000件程度の画像を分析すれば何か分かるかなと思った訳です。
下記は調査日と調査件数の棒グラフです。
(Softbank)の画像は他の画像とダブっており、少なかったので中止することにしました。
調査方法としては検索言葉の「台風21号屋根被害」を入力し、
画像を検索して、「もっと見る」を連続して検索し
当日の調査で「これ以上画像がありません」と表示されるまで継続しました。

調査日と調査件数の棒グラフ
すべての画像は1日600件を超えています。
下記グラフはすべてのデーターを百分率で表したものです。
(Softbank)の画像を除けば他の日の数はほぼ同程度です。

調査日と調査件数の百分率円グラフ
今回の台風201821号被害で一番報道されたのは海岸線での潮位による浸水被害で
関西国際空港の被害状況とタンカーが連絡橋に衝突破損した事故等です。
この事件で「関空の最大瞬間風速が58.1m/s」が認識されたのです。

関西空港事故発生箇所と気象観測所の位置
1. 関西国際空港への入水(関西空港海上保安航空基地提供=時事・一部修正)
国土交通省大阪航空局や運営会社によると、関西空港は台風や高潮の影響で浸水したため、
15時に施設を閉鎖したとあります。
2本ある滑走路のうち1本や駐機場が冠水して使えなくなったほか、
ターミナルビルなどにも停電や浸水被害が出たようです。
連絡橋は強風のため、車、鉄道ともに通行止めとなり、
空港では利用客らが孤立状態となりました。

関西空港滑走路からの浸水(毎日新聞ヘリより)
2. 停泊タンカーが橋桁への衝突(関西空港海上保安航空基地提供=時事・一部修正)
荒天を避けるために錨泊していたタンカーが走錨し、
関西国際空港連絡橋の橋桁に衝突しました。
同空港へのアクセスが制限されるなど大きな被害を受けた事故です。
4日13時半ごろ、関西国際空港(大阪府泉佐野市)と対岸を結ぶ連絡橋に
タンかー「宝運丸」(2591トン、全長89メートル)が衝突しました。
第5管区海上保安本部(神戸市)などによると、乗組員11人にけがはなかったようです。
台風による強風で流されたとみられます。
同本部などによると、宝運丸は右側から橋にぶつかり、めり込むような状態で動けなくなり、
一部浸水しエンジンが止まって航行できないという状態が続き。橋も破損しました。

タンカーが連絡橋に衝突(毎日新聞報道より)
更に港湾地区の被害状況も甚大で、大阪港、神戸港、芦屋・西宮・尼崎港での浸水被害です。
5mを超す潮位を計測し、この影響から大阪では発生した高波が護岸を超え約230万㎡から270万㎡の浸水を記録しようです。各港のコンテナターミナルでは、高潮による空コンテナの倒壊や、海への流出、コンテナ吊り上げ用のトランスファークレーンの転倒など大きな被害や大量の車の吹き寄せ破損の様子が伝えられています。
下記地図は神戸管区気象台と六甲アイランドの位置です。

神戸気象台と六甲アイランドの位置(グーグルマップより)
六甲アイランドの赤色四角枠の中に高潮による車の被害があります。
堤防を乗り越えた波が多くの車を浮かせて集め、
波が引く時、車がこの箇所に寄って、重なり残ったと思われます。

六甲アイランドの事故現場(六甲アイランド)
車が折り重なって、海側に流されています。
建物とポールの間で流された車が挟まっています。

流された車の現場(六甲アイランド)
高潮について(平成30年台風第21号による
高潮被害と対策・国土交通省、国土技術政策総合研究所引用)
高潮は台風や発達した低気圧が通過する時、潮位が大きく上昇する現象です。
高潮は、主に【吸い上げ効果】と【吹き寄せ効果】が原因となって起こります。
吸い上げ効果とは(図1のA の部分)
台風や低気圧の中心では気圧が周辺より低いため、気圧の高い周辺の空気は海水を押し下げ、中心付近の空気が海水を吸い上げるように作用する結果、海面が上昇します。気圧が1 ヘクトパスカル(hPa)下がると、潮位は約1 センチメートル上昇すると言われています。
吹き寄せ効果とは(図1のB の部分)
台風や低気圧に伴う強い風が沖から海岸に向かって吹くと、海水は海岸に吹き寄せられ、海岸付近の海面が上昇します。この効果による潮位の上昇は風速の2 乗に比例し、風速が2倍になれば海面上昇は4 倍になります。また遠浅の海や、風が吹いてくる方向に開いた湾の場合、地形が海面上昇を助長させるように働き、特に潮位が高くなります。

高潮のイメージ図(国土交通省・
国土技術政策総合研究所アレンジ引用)
以上のように検索言葉の「台風21号屋根被害」を入力しても、他の被害が多く検出されます。
他には車両の横転が発生したり、建築用クレーンの転倒や建築工事用の足場の倒壊、大型看板の破損などが発生しています。また大阪、市内全域だけでも約8,430本の樹木が倒壊したようです。
次回はもう少し「屋根被害」以外の被害を見ましょう。
そしていよいよ「台風21号屋根被害」の分析に入りたいと思います。
どうもありがとうございます。