2024.01.20
ザ・ガッツコーヒーの3階
アップサイクル活動ってなんやねん。
と言ってダイノックフィルムの梱包材で
「桂九ノ一」さんも一緒になって高座を造ります。
「フムフム これは中々良いですなー」
「桂九ノ一」さんも口出し?
それではこれから始めます。てんで。
まず。小噺から
「隣の家に囲(かこ)いができてんなあ」「へーィ」
「隣の家に塀ができてんなあ」「カッコイイ」
ん、もっひとつですか。
ほな。
「ハトが何か放(こ)きましたで」「ふーん」
「ハトが糞かけよったで」「くっそー」
「ハトが帽子に糞かけよったで」「ハットしたなー」
少し、受けましたかな。
ほな、もひとつ。
「お母ちゃん、パンツ破れたで」「またかいな」
「お母ちゃん、パンツの前破れたがな」「玉々かいな」
「お母ちゃん、ケツ破れたよ」「尻ませんよ」
「お母ちゃん、ズボン下破れたー」「もう、そこへステテコ」
てな訳でいよいよ本番に進みます。
廃材高座で熱演する「桂九ノ一」さん
まずは「天災のお話」を
長屋に住むおっちゃんは、短気で喧嘩っ早くて、ある日嫁はんを殴り飛ばし、
仲裁に入ったおかあはんを蹴飛ばして、
その足で隠居はんのところへ転がり込み、
家の不満をこぼします。
あきれた隠居さんは、
「お前はもっと穏やかな人間にならなあかん」
「有名な心学の先生を紹介するから話を聞いて心を入れ替えてこい」
先生は、「では、たとえ話をしましょうか」
「道を歩いていると、どこかの店の丁稚さんが打ち水をしています」
「あなたの着物の裾に水が掛かりました」
「あなたはどうします」
「そいつを捕まえて、殴り飛ばします」
「大人の男が女子供を殴るのはよくありませんなぁ」
「それなら、店の主人を殴ります」
「話を変えましょう」
「あなたが風の強い日に軒下を歩いていると、屋根瓦が落ち、あなたの頭に当たりました」
「どうなさる」
「その家に殴り込む」
「そこが空き家ならどうします」
「大家の家に殴り込む」
「話を変えましょう」
「あなたが広い野原を歩いていると、にわか雨が降ってきます」
「傘も雨宿りの場所もなく、全身が濡れます」
「雨は天が降らせた」
「天を相手に喧嘩をなさるかな」
「あきらめるしかありませんな」
「天とは喧嘩できません」
「心学では、天がもたらした災いを『天災』といいます」
「人に水を掛けられても、瓦が屋根から落ちてきても、それらは天がそうさせたのだと思ってあきらめなさい」