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2024.11.16

番外編 社内旅行 「南方熊楠と地衣類」

顧問の坪内です。
いつも池本工務店の事業にご支援頂いてありがとうございます。

我が社の安全協力会の恒例行事でもある「社内旅行」に行って来ました。
集合は弁天町駅前通りの「香川銀行」前です。
工程は1日目
紀ノ川サービス → 和歌山城 → 黒潮市場 → 川久ミュージアム → ()
2
日目
ゴルフ組(白浜ゴルフ倶楽部)→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
釣り組 → 南方熊楠記念館 → かたたの釣り堀 → とれとれ市場 → 帰阪 → 「香川銀行」
です。
さて、旅行の楽しかった内容は誰かがブログに載せる事を期待して、
私は「南方熊楠」に触れてみます。

少し前のブログに「地衣類」の事を書きました。
2009
年に名張のお施主様のお家のりフォームをしました。
会社は大阪ですが、住まいは奈良なので名張へは色々なルートで施工指導に行きました。
名張のお施主様の主なリフォーム内容は「屋根・壁」の外装リフォームでした。
この内容は機会があれば又お話します。
途中、下記写真のような化粧スレート屋根を見つけて写真に収めました。
屋根の上には黄色い地衣類が付着しています。
屋根の地衣類は40数前から何故なんだろうとは思っていましたが、
真剣に考えたことはありませんでした。

  
2009.08.28撮影の屋根の地衣類


下記赤色星印は現場の位置を示しています。
2021年のグーグル写真です。

大阪湾と伊勢湾の丁度中程に当たります。

青色星印が大阪の会社のある位置です。

オレンジ星印が名張の現場の位置です。

 
 2009年撮影の屋根の箇所(グーグル地図)

20139月にグーグルストリートビューで撮影した写真です。
屋根の地衣類にはあまり変化はないように見えます。
外壁褪色の変化で経年したのが分ります。

     20139月のグーグル写真①


下の写真は同日にこの建物の裏から撮影したものです。
こちらが南側なので屋根の日当たりは良いようです。
北からの写真に比較すると地衣類の付着は少ないようです。


    20139月のグーグル写真②


そして2021年の3月の写真が下の写真です。
全体的な変化はあまり変わりませんが
赤色矢印のライン部の変化があります。
雨が集中して流れたようです。


    20213月のグーグル写真

と言うような関係で「地衣類」と関わりを持ちました。
そして今回「南方熊楠」の足跡を訪ねた訳です。

「南方熊楠記念館」のある白浜の番所山
第二駐車場の横に案内看板があります。
記念館のある頂上まではかなり急な坂道のようです。

        番所山の案内看板


私は「南方熊楠」が「地衣類」と関わった事を知ることです。
標高32.5mの番所山一帯は、
田辺湾の南端に位置しています。
この記念館の屋上からは円月島や塔島を望む
風光明媚な自然公園のようです。
その昔、寛永20年(1643年)、この地に遠見番所が置かれ
異国船の監視に当たったことから
「番所山」と呼ばれるようになったらしいのです。
勉強家のKさんは熱心に案内文を読んでいます。

        番所山の案内看板


公園内には、熱帯および亜熱帯で見られる植物が
多数自生しているので、和歌山が南国の島と等しい
生態系を持っている場所と言われるようです。

それにしても私にはキツイ道です。
よく整備された遊歩道ですが熱帯や亜熱帯の
植物を見ながら荒い息をしています。
この山には熊楠が得意とした「十二支考をモチーフとした
彫刻もあるらしいのですが、
このままだと時間が無くて見られそうには有りません。

記念館はまだかな。

       「番所山」の登り坂道


ここは和歌山県出身の博物学者・生物学者・民俗学者として知られた
「南方熊楠(みなかたくまぐす)」の功績を顕彰した記念館です。

随分と昔から白浜には来ていたのですが、
田辺の実家を含めて「南方熊楠」に触れる事はありませんでした。
やっと、行きたくなったのは私も熊楠が無くなった74歳を超えて
行動範囲が狭くなってからです。

    「熊楠記念館の玄関先」

玄関を入ると左手にビデオ観賞場所があります。
15
分ほどの内容を見ることでこの記念館の概要と
「南方熊楠」の事が少し理解できるとの事で、全員で鑑賞します。

   「南方熊楠記念館」のビデオ観賞

皆さん、熱心なような眠いような。早く展示室に行きたいような。
微妙な顔つきでのお付き合いです。