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2024.11.30

番外編 社内旅行 「南方熊楠と地衣類」 ②

顧問の坪内です。
いつも池本工務店の事業にご支援頂いてありがとうございます。

「社内旅行・南方熊楠記念館」の続きです。
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階入口を入ると右側に受付があります。
正面には売店があります。
左側正面に前回説明の「南方熊楠」のDVDがあります
その右側の階段を上がると右側には常設提示場があります。
正面左側には渡り廊下があります。
更にエレベーターホールの階段を通って上がると屋上展望室に続きます。
ここでは右側の常設展示室に入ります。

     「南方熊楠記念館」見取り図

DVDでは「南方熊楠」の人となりの生涯を15分程鑑賞します。
主な内容は下記のような内容です。

   「南方熊楠記念館」の説明内容


2階の展示室等は残念ながら撮影禁止なのです。

南方熊楠は和歌山県和歌山市出身の人です。
お父さんは物品販売や酒屋で財をなした資産家です。
素晴らしい記憶力の持ち主で、幼い頃より神童と呼ばれていました。
熊楠は17才で上京し東京大学を目指し予備校で勉学に励みます。
この時の校長先生は後の首相となった高橋是清です。
予備校の同級生には夏目漱石、正岡子規などの著名人がいました。
ただ熊楠は学校での勉強に身が入らなくなり
図書館に入り浸りながら学校を落第してしまいます。
東京大学進学の情熱が冷めた熊楠は、やがて
宇宙の「なんぞやを知ってやろう」とアメリカへ留学します。
当然資産家だった両親を説得してのことです。
しかしアメリカの学校でも熊楠は日本と同じように
図書館に通い詰め、やがて退学してしまうのです。

頼りにしていたお父さんが他界し家業は弟が継ぎ
送金も滞りがちになり生活が困窮します。
色々な職業のアルバイトをして植物や粘菌の研究を続けます。
アメリカやキューバ・ハバナで新種の「地衣類」等を発見し有名になります。
そしてアメリカでの生活も自分自身の情熱を満たすことがでず
次には当時の芸術・学問の都ロンドンへ向かいます。