2025.06.14
台風201821号屋根被害写真
(2025年4月9日インターネット掲載写真)
・下記報道写真は、「2018台風21号屋根被害写真の報道検索」で
5回もの多さで、出典されているものです。
・屋根飛散後の様子が良く分かるように撮影された動画の一部です。
・この様な動画を見ると、ビス・釘での固定はなんの抵抗も無く
抜けているようにも見えます。
・この様な固定方法では台風被害を防ぐのは無理であるのか、疑問が湧く映像です。
・はたして現行施工は適切なのか、試験方法は有効なのかと疑問が残る処です。
台風201821号屋根被害写真
(2025年4月9日インターネット掲載写真)
・さて、下記写真は同じく台風201821号の
インターネット掲載写真です。
・体育館のR屋根で金属屋根瓦棒心木無し施工と思われます。
・固定吊子が残っている箇所と一緒に破損した箇所があります。
・屋根の捲れている形から考えると風が吹いて来た方向は
青色矢印のケラバ角からの様です。
・軒先の部分2箇所に何か凹んだ跡が付いています。
・跡は軒先の下の方から付いているので、
異物が当たったようにも考えられます。
台風201821号屋根被害写真
(2025年4月9日インターネット掲載写真)
・ここで上記写真の赤い四角箇所を拡大してみます。
・吊り子金具の位置は
縦列はオレンジラインで約450mmピッチで
横列はグリーンラインで600mmビッチで、
C型鋼に固定してあります。
・ところでこの屋根の防水は何だろうか。
(この施工での防水シートの破損は無いのか)
・金具の箇所からは入水は無いのだろうか。
(固定金具の損傷はどうなっているのか)
・何故この様な飛散が発生したのだろうか。
(屋根材同士が嵌合されている力に比較して、
下地固定・金具と屋根材固定の力が弱いのだろうか)
・赤色矢印の箇所には固定金具が無くなったように見えます。
(他の黒い箇所は固定金具が残っているか、雨水が進入しているか)
などの疑問が湧くのです。
等と疑問を持ちながらもう少し調べる事とします。
台風201821号屋根被害写真(拡大)
(2025年4月9日インターネット掲載写真)
⑥金属屋根飛散の小学校体育館の詳細
・金属屋根の台風時飛散原因については以前にも少し勉強しました。
・被害のあった建物が体育館なので手掛かりはあるのではないか調査しました。
・某市某小学校の体育館屋根被害と分りました。
・それは大阪湾の少し東南東の山際の市立の小学校でした。
・大阪湾を中心とした地図に台風の経路を青色矢印で入れ
・小学校の位置、関西国際空港、池本工務店の位置を示してみました。
グーグル衛星写真
・更に前に予想した風の方向をグーグル地図で記入してみます・
風は南東から吹いています。
・この小学校のグランドは校舎の南側に位置しています。
・更に、体育館は校舎の西側に位置しています。
・南東の風は丁度遮るものがないグラウンドを抜けて、
体育館・南東角のケラバ角より吹き抜けた事になります。
グーグル衛星写真(某市某小学校体育館)
・そして、体育館の南側角を見ます。
・体育館と校舎の間が空いています。
・風はこの隙間を通り抜けた事となります。
・通り抜ける時に加速され、加速された風が
丁度、ケラバ角に当たり屋根を捲る風が発生したと仮定出来ます。
・グーグルの3D写真を眺めるとまるで実験している風が
目に見えるように分かります。
・体育館と校舎の間を抜けた風を青色矢印で示します。
・という事は今までの写真では分らなかった部分、
もう少し軒先部も捲れているのではと推測が成されます。
グーグル衛星写真3D映像 (某市某小学校体育館)
・下の写真は調査委員が体育館の
屋根被害を見上げています。
・丁度人の立っている位置から
体育館に向かって風が吹いたようです。
・被害屋根の上を良く観察するとブルーシートの右側に
連なる軒先部にも被害があるように観察されます。
屋根被害視察写真(某市某小学校体育館)
・前回の屋根被害掲載写真にはブルーシーは施工されていませんでした。
・この写真はその後に被害拡大を防ぐ為にブルーシートで補修されたようです。
・そして軒先の平らな部分には風で捲れて
飛散しないように応急処置で、土嚢が積んであります。
屋根被害視察写真(某市某小学校体育館)
・体育館の中の様子では南の校庭側のステージにも
ブルーシートが施してあります。
・この部分の上は屋根のケラバ部にあたり
棟の部分迄シートが掛けてあります。
体育館被害視察写真(某市某小学校体育館内)
・そして体育館の中の長手側2/3にブルーシートが敷いてあります。
・という事は屋根軒先の2/3は捲れているという事なのです。
体育館被害視察写真(某市某小学校体育館内)
・一枚の屋根被害の写真から、随分と深入りしてしまいました。
・次いでながら、もう少しお付き合い願いましょう。
ありがとうございます。