2025.07.01
・ステンレス鋼のように降伏強度と弾性率が高い材料は、
スプリングバックが大きくなる傾向があるようです。
・ステンレス鋼の材料が曲げ中に弾性エネルギーをより多く蓄え、
曲げ力が取り除かれた後の弾性回復が
大きくなるためとされています。
・スプリングバックは、曲げ力を取り除いた後、
材料の弾性回復により金属が部分的に元の形状に戻る現象です。
金属屋根加工時の「スプリングバック」は台風性能に
何かの影響を与えているような気もします。
更にステンレスの材質も「吊り子金具」の留め付け箇所の加工性状にも
別の影響はないのかと心配する処です。
下記物件は『平成25 年9 月2 日に発生した竜巻による埼玉県越谷市、北葛飾郡松伏町及び
台風201821号屋根被害写真
そしてM小学校南側グランドの南東側道路から見ます。
2018年の9月の台風時には稲が植えられた田んぼのようです。
2025年現在は住宅が建ちこのような光景は確認出来ません。
当時はこの住宅にも南からの風が当たったようです。
風は更に飛び越えて後ろ側のマンションに至っています。
Ⓐ カラーベストを採用している5階建のマンション
Ⓑ 和瓦の棟が飛散した2階建住宅
ⓒ S市のM小学校の体育館の高さ比較を見て見ます。
グーグル写真(ストリートビュー)
同じようにM小学校グランド西側外から、
Ⓐマンションとⓒ体育館の高さを比較した写真です。
今までの条件で高さ比較をしてみますと
Ⓐ カラーベストを採用している5階建のマンション
(15~18m・塔屋)
Ⓑ 和瓦の棟が飛散した2階建住宅
(4~8m ・ブルーシートで覆っている)
ⓒ S市のM小学校の体育館の高さ比較を見て見ます。
(6~8m 軒先から半円形 R屋根頂部)
グーグル写真(ストリートビュー)
このように各種屋根材の施工実績から経年変化や施工条件を紐解いて、
台風や地震等自然災害に対応するエネルギーの比較をするのも興味がそそられる事です。
もう少し、R屋根の体育館を探ってみましょう。
ありがとうございました。