ブログBlog

2025.12.27

建物の外部被害に関わる資料 その 80  『竜巻 ㉑ 』

顧問の坪内です。
いつも池本工務店の事業にご支援頂いてありがとうございます。

報道機関がどの様な写真をどの様にセレクトして
報道しているのかは分かりません。
同じような写真が異なる報道で提出されていれば
出所はおそらく同じ処なのでしょう。
下記写真も同様に何度か見た急勾配屋根住宅の写真です。
コメント欄にユーチューブとあるので何処かの報道を拝借したものと思います。


      ユーチューブ報道写真より


下記写真は急勾配屋根住宅の周辺被害状況を知ることが出来るグーグル衛星写真です。
我々現地に赴けない者にとっては全ての写真が貴重な1枚となります。
グーグル写真ではストリートビューは撮影年と月の経過が表示されているので
時間経過と周囲の変化が詳細に把握出来て非常に役立ちます。

一方衛星写真は2025(今年)と表示されていますが、
実際には少し前の年のものもあります。
この写真では屋根被害にブルーシートが掛けてあるのは7軒です。
同時にこの場所のストリートビューを開いて、
被害のある住宅で道路から見える屋根を特定して見ました。
下記グーグル衛星写真で真ん中の赤色楕円は急勾配屋根住宅です。
左側の黄色い星印の建物は現在ではスーパーマーケットです。
2022
8月のストリートビュー写真では倉庫の様です。


      グーグル衛星写真より


最初にグーグル衛星写真の左側のオレンジ色ラインを歩いて見ます。
現地では西側となり、歩く方向は北東に向かいます。
歩いて左側は現在ではスーパマーケットですが、
今回のストリートビューでは倉庫の東側となります。
ここで東に向かって順番に6枚の写真を撮影します。
そして、下の写真では赤色矢印の場所でUターンして、
今度は南西に向かって戻って歩きます。
写真は南側に向かって9枚撮ります。
これがまだ竜巻被害の無い20228月の写真となります。


    グーグル・ストリートビュー写真より


次にグーグル衛星写真の下側の青色ラインを歩いて見ます。
現地では南西側となり歩く方向は南に向かいます。
歩いて右側は被害のあった住宅地と同じような街並みの住宅地です、
ここで東に向かって順番に7枚の写真を撮影します。
そして、下の写真では赤色矢印の場所で
Uターンして、
今度は北西に向かって歩きます。
写真は北側に向かって3枚写します。
これがまだ竜巻被害の無い20228月の写真となります。


    グーグル・ストリートビュー写真より


更にグーグル衛星写真の左中側の緑色ラインを歩いて見ます。
現地では西より側となり歩く方向は北東に向かいます。
歩いて左側も被害のあった住宅が並び同じような街並みが続きます。
ここで東に向かって順番に6枚の写真を撮影します。
そして、下の写真では赤色矢印の場所でUターンして、
今度は南西に向かって歩きます。
写真は南側に向かって10枚写します。
これがまだ竜巻被害の無い20228月の写真となります。


     グーグル・ストリートビュー写真より


更にグーグル衛星写真の中央部の赤色ラインを歩いて見ます。
現地では中側となり歩く方向は北東に向かいます。
歩いて左側も被害のあった住宅が並び2軒ほど進みます。
ここで北東に向かって1枚の写真を撮影します。
そして今度は左折します。
丁度正面に急勾配屋根の住宅が確認されます。
ここで西に向かって順番に5枚の写真を撮影します。
そして、下の写真では赤色矢印の場所でL形に曲がって、
今度はまた北東に向かって歩きます。
写真は東側・北側に向かって8枚写します。
ここから又L形に曲がって、元の通りに合流しますが、
曲がらずにもう一度Uターンして、
急勾配屋根の住宅の方向に戻ります。
更に4枚の写真を撮ります。
これがまだ竜巻被害の無い20228月の写真となります。


     グーグル・ストリートビュー写真より


そして下の写真が被害直後の報道機関の航空写真です。
ブルーシートが掛けてある箇所が4箇所あります。
写真右端中央部に急勾配屋根損傷住宅があります。
その隣のオレンジ色セメント瓦の屋根上には
隣から飛散して来た屋根下地材が載かっています。
この写真は竜巻被害後12日の割と早い時期に
撮影されたものと思われます。
屋根被害の酷そうな左側の45軒の家には
ブルーシートでの保護が成されていません。


       グーグル衛星写真より


これらの住宅にⒶ~Ⓚの記号を付けて、屋根材を特定して見ました。
屋根材の全体的特徴で言えば
瓦、スレート、金属、シングル等となりますが、
九州には以前にも話したセメント瓦が多くあり、
陶器瓦と同じ形をしたセメント瓦があります。

私は現地に赴いていませんので、これらが正確な種類か分かりません。
取りあえずで特定して見ました。

Ⓐ平板陶器瓦(緑色)
Ⓑセメント瓦(オレンジ色)
ⓒセメント瓦(茶色)
Ⓓいぶし瓦(グレー色)
Ⓔいぶし瓦(グレー)
セメント瓦(グレー)
Ⓖセメント瓦()
Ⓗカラーベスト瓦()
Ⓘセメント瓦(グレー)
Ⓙセメント瓦(グレー)
Ⓚいぶし瓦(グレー)
Ⓛセメント瓦(グレー)
Ⓜいぶし瓦(グレ)
そして下の右写真と赤色記号が被害に有った屋根の住宅です。
左の写真は屋根に特定したⒶ~Ⓜの記号を明記にしたものです。


          グーグル衛星写真より


最初に、以前の西側にスーパーマーケットのあるオレンジ色の路沿いの屋根を調査して見ます。
Ⓓいぶし瓦(グレー色)
Ⓔいぶし瓦(グレー色)
Ⓚいぶし瓦(グレー色)
Ⓛセメント瓦(グレー色)
Ⓜいぶし(グレー色)
と予想して見ました。

このようにして住宅街の被害住宅を一軒ずつ調査して歩いた記憶は
30
年前の「阪神大震災」の事以来です。
今年はこの辺りで終わります。

一年間ありがとうございました。