2026.02.07
毎日新聞報道写真より
切妻屋根の2階部分の左側(西側)が
酷く損害を受けているように観察されます。
更に2階の水平棟部(大棟)部分は
手前(南側)に落ちているようにも見えます。
毎日新聞報道写真より
住宅の南西側1階にはテラスが出ており、その上もベランダです。
1階の南側残り西より箇所は駐車場になっています。
などといい加減な推測をして、
2025年のグーグル写真でチェックして見ます。
被害時に撮影されているベランダとテラスは外されています。
従って南側は片づけられてスッキリとした状態です。
損傷を受けられた屋根はスッキリと修復されています。
このグーグル衛星写真を観察すると
2階には水平棟が2本ある事が分かりました。
この屋根伏写真と被害写真を比較すると被害の状態が良く分ります。
特に落ち棟になっている箇所の水平の状態が残っているのが
改めて確認され、棟の高さで被害レベルが異なる事がわかります。
この住宅の被害としては、飛散した軒先より上の瓦は
殆ど軒先付近で重なり、軒下までの落下が少ないように思われます。
新しく施工された瓦は陶器瓦のように思われます。
グーグル衛星写真より
もう少し詳しく、住宅の北側から見て見ましょう。
2階の水平棟の位置と下屋根の関係が良くわかります。
下屋根もかなり大きいので、住宅の1階部屋の様子も
広く使用されているのが想像されます。
2階屋根の瓦が下屋根にも落下したのでしょうか。
グーグル衛星写真より
それでは地上に降りて、オレンジロードから観察してみましょう。
2022年8月のストリートビュー写真です。
スーパーマーケットの南東角から北東に向かって進みます。
西側から東に向かって切妻部を撮影しています。
丁度1階のケラバ部と棟部、2階のケラバ部と棟部が平行にあります。
巴と鬼瓦も確認されます。
このお家は棟の被害に比較してケラバ被害は少ないようですが。
どうでしょうか、もう少し切妻部を観察してみます。
切妻部のケラバ部・巴部・棟部の赤色四角部を拡大して見ます。
グーグルストリートビュー写真より
この写真ではケラバの袖瓦の接合部に何かコブのような物が付いています。
棟部熨斗瓦にも同様に何か付いているように観察されます。
ここのお施主様は屋根のデザインにかなりの拘りをお持ちなのでしょうか。
私は島根県西部の石見地方(石州瓦)の産地の出身ですが、
幼い頃なのでそこまで注視した事はありません。
そして、屋根の事は分かるのですが、
瓦の専門屋ではありませんのでこのようなデザインは
地域的に特徴があるのかは分かりません。
宮崎地方には特殊な風習や独特なスタイルが有るのでしょうか。
グーグルストリートビュー写真より
ここで近畿地区と中部地区の瓦のデザインを少し学んでみます。
淡路瓦の「昭和窯業」(下写真左)と三州瓦の「神清」(下写真右側)に
各々の説明文が付いていましたので拝借します。
①「昭和窯業」の瓦は「紐付袖」
⓶「神清」の瓦は「紐袖」
どちらもなるほどと思う名称です。
宮崎地方は何と呼ばれているのでしょうか。
この「紐」は防風、防水的に何か機能があるでしょうか。
それとも単なる「デザイン」だけなのでしょうか。
非常に興味のある「紐」です。
昭和窯業さんのホームページ(ブログ)に
「紐付袖・・・中四国、九州地方で一般的に使用される袖瓦です。」
と記述がありました。
中四国、九州地方では一般的に使用されていると言うところで納得しました。
左側「昭和窯業」右側「神清」HPより
次の写真はオレンジロードを通って先端迄行き、
Uターンして帰った最後の写真です。
従って写真は南東向かって撮影されています。
Ⓓ宅の裏側(北側)Ⓔ宅との間にはⒹ宅の駐車場があり
少し余裕のある(空地)スペースがあるように思われます。
1階2階とも切妻デザインが連続してあるようなスタイルの住宅です。
切妻軒下には1階2階とも換気口が開けられており
小屋裏の結露被害も無いようにも思われます。
所謂「和風切妻住宅(和瓦)」に相応しいデザインと思われます。
グーグルストリートビュー写真より
当初予想したオレンジロード東側住宅の
Ⓓいぶし瓦(グレー色)
Ⓔいぶし瓦(グレー色)
Ⓚいぶし瓦(グレー色)
Ⓛセメント瓦(グレー色)
Ⓜいぶし瓦(グレー色)
のスタートⒹいぶし瓦(グレー色)は陶器瓦(グレー色)のようで出だしから失敗です。
今日はこのあたりで失礼します。
ありがとうございます。